5月26日、「山岸俊男教授・着任記念シンポジウム」を開催します

2014/04/21

一橋ICSでは、この4月から本研究科に特任教授として着任された平成25年度文化功労者顕彰者 山岸俊男先生を歓迎し、「研究総合大学」としての研究機能強化を図るという一橋大学のミッションを具現化していく一環として、研究科主催の記念シンポジウムを下記のように開催いたします。

参加希望者は、お名前・所属をご記入のうえ、参加希望メールを

ibs-forum@ics.hit-u.ac.jp

まで、お送りください。

<開催概要>

日時: 平成26 年5 月26 日(月) 15 時~18 時

会場: 一橋講堂 2 階中会議室(http://www.hit-u.ac.jp/hall/file/menu-016/file_01.pdf

参加費用:無料

言語:日本語のみ

主催: 一橋大学大学院国際企業戦略研究科

<次第>

15:00 挨拶 : 一條和生

15:15 基調講演 : 山岸俊男

16:45 休憩

17:00 パネルディスカッション

司会 : 阿久津聡

パネリスト: 野中郁次郎

パネリスト: 山岸俊男

18:00 閉会

<基調講演の概要>

社会心理学は、日本では戦後に一橋大学を拠点として、南博先生がその発展の礎を築かれた学問です。南先生は社会心理学を社会科学の統合の基礎となる学問とすることをめざしていましたが、現在の社会心理学は実際には、個人の頭の中にある社会の理解に特化した心理学の一分野となってしまいました。演者はこの流れに抗し、社会科学とつながるかたちでの社会心理学の発展を試みてきましたが、今回の講演ではこの演者の立場から、心と社会を繋ぐ一つの領域である"心の文化特定性"をめぐるいくつかのテーマに絞った話をさせていただきます。心の文化特定性を扱う学問である文化心理学では、人間や社会をどのような視点からとらえるかという"文化的自己観"が、認知や知覚、あるいは信念や態度などのさまざまな心のはたらきを作り出していると考えています。これに対して演者の実験研究の結果は、そうした"文化"特定的な心のはたらきの多くは、実は"社会"特定的であること、すなわち人々の行動パターンが生み出す誘因構造に対する適応の道具としてより適切に理解できることを示しています。心は社会に対する適応の道具であると同時に、そうした道具の使用は適応すべき社会の性質を生み出してもいるという意味での、"社会的ニッチ構築"という観点を紹介したいと思っています。

一橋大学大学院国際企業戦略科研究科長 一條和生

本シンポジウム運営委員長・同研究科教授 阿久津聡

お問い合わせ先:

本シンポジウム事務局 水登朱美(ibs-forum@ics.hit-u.ac.jp

山岸俊男先生 ご経歴

1948 年 名古屋市に生まれる。

一橋大学社会学部卒、同大学社会学研究科修士課程・博士課程修了

1981 年 ワシントン大学社会学博士

1981-85 年 北海道大学文学部助教授

1985-88 年 ワシントン大学社会学部助教授

1988-2011 年 北海道大学文学部助教授・教授を経て大学院文学研究科教授

1990 年 Zentrum fur Umfragen, Methoden und Analysen(ドイツ)客員研究員

1999 年 La Trobe 大学(オーストラリア)リオティント著名客員フェロー

2000 年 フルブライト研究員(スタンフォード大学)

2001 年 La Trobe 大学(オーストラリア)高等研究所著名名誉フェロー

2002-3 年 行動科学高等研究センター(アメリカ)フェロー

2005-11 年 日本学術会議会員

2002-7 年 21世紀COE「心の文化・生態学的基盤に関する研究教育拠点」拠点リーダー

2007-9 年 グローバルCOE「心の社会性に関する教育研究拠点」拠点リーダー

2007-10 年 北海道大学実験社会科学研究センター、センター長

2012 年 玉川大学脳科学研究所教授 2013 年 東京大学進化認知科学研究センター特任教授

2014年 一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授

1998 年 日経経済図書文化賞受賞。

2004 年 紫綬褒賞受賞。その他、学会賞等9回受賞。

2013 年 文化功労者顕彰

野中郁次郎先生 ご経歴

1935 年 東京都に生まれる

1958 年 早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業

1958 年 富士電機製造株式会社入社

1968 年 カリフォルニア大学 バークレー校 経営大学院 MBA

1972 年 カリフォルニア大学 バークレー校 経営大学院 Ph.D.

1977 年 南山大学経営学部教授 1979年 防衛大学校教授 (社会科学教室)

1982 年 一橋大学商学部産業経営研究所教授

1987 年 一橋大学商学部産業経営研究所長

1997 年 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長

1997 年 カリフォルニア大学(バークレー校)

経営大学院ゼロックス知識学ファカルティーフェロー

1999 年 ヘルシンキ経済経営大学院知識イノベーションセンター

名誉研究所長併任 2000年 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授

2006 年 一橋大学名誉教授、同大学院国際企業戦略研究科客員教授
現在に至る

2007 年 クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラー

2002 年 紫綬褒章受章

2007 年 アカデミーオブマネージメント・インターナショナル部門

エミネントスカラー賞受賞

2010 年 瑞宝中綬章受章

2012 年 アカデミー・オブ・インターナショナル・ビジネス(AIB)

エミネントスカラー賞受賞

2013 年 Thinkers50 Lifetime Achievement Award

(生涯業績賞、功労賞受賞)