2013年クラスのEndre "Oki" Boros (オキ)さんが The Bloomberg Aptitude Test(BAT)で世界2位(アジア太平洋地域1位)のスコアを獲得しました

2014/04/30

campus_img_140421.jpg2013年クラスのEndre "Oki" Boros (オキ)さんが、The Bloomberg Aptitude Test(BAT)で世界2位(アジア太平洋地域で1位)のスコアを獲得しました。

The Bloomberg Aptitude Testは、ブルームバーグ社が、金融の専門家、人事担当者、学識者達と共同で開発したグローバルスタンダードのテストで、分析的思考、数学、経済、国際マーケット、ニュース分析力などを含め、財務関係のテーマについて客観的・理論的に考えられる能力を測定するものです。そのテスト結果がBloomberg Instituteのデータベースに載ることで、世界中の企業が閲覧し、求める人材を見つけるということが行われています。

この素晴らしいBATスコアを獲得したEndre "Oki" Boros (オキ)さんについてもっと詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。

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「BATテストは非常に難しいものなので、初めてのテストでこうした成績を修められたことは自分でもとてもうれしいです。ファイナンスについて教えてくれた、阿部先生や伊藤先生にはとても感謝しています。」とオキさんは第一声で語ってくれました。

彼は、ハンガリー出身の27歳です。ハンガリー(ブタペスト)にあるCorvinus University で5年間財務の勉強をし、修士の学位を取得されました。もともと海外を旅行したり外国の文化を勉強したりするのが好きだったとのことで、早稲田大学の国際教養学部にも1年間在籍され、そのときに大変日本に興味を持ち、それが将来一橋ICSに入学するきっかけにもなっているとのことです。日本にいる間はいろいろなところを旅行し、沖縄にも行き、それが現在のニックネーム「沖(オキ)」になっています。

彼は、母国語であるハンガリー語の他にも、英語やドイツ語が話せましたが、日本で過ごしたことで、日本語も上手になりたいと思われたそうです。
そこで、彼は、ハンガリーに戻ったとき、日本語とハンガリー語の会話クラブを立ち上げて、日本語を学びたいハンガリー人やハンガリー語を学びたい日本人のために、単に会話するだけではなく、合宿をしたり、文化交流をしながら、くつろいだ雰囲気の中で、日本語・ハンガリー語のそれぞれを学べる環境を作りあげたのです。「このクラブのおかげで、私は、昨年、日本語検定1級(JLPT N1)に合格することができました。」とオキさんも語っています。

オキさんは、日本に再び戻ってくる前に、仕事上も、多くのことを成し遂げています。

大学卒業後は、マッキンゼーのGlobal Banking Poolsというグループで働き始めました。ここでは、世界中からの金融データを収集し、そのデータを使って、金融モデルを組んだり、金融業界での利益予測の仕事をしたり、世界中の銀行にアドバイスする戦略コンサルタントとして働かれました。「ここで働いていたとき、私にとってとてもよかったのは、インドでサポートチームを立ち上げたときに、新入社員を1週間トレーニングする機会を得たことです。」と彼の具体的経験も話してくれました。

マッキンゼーで2年間を過ごした後は、M&Aアドバイザリー業務における幹部として、KPMGに入社され、企業の売買に関わる様々なプロセスを経験されたとのことです。そして、ある自動車部品メーカーに対しての会議に出席されたOki-sanは、KPMGを代表して、彼らの課題を解決するプロジェクトを提案し、それが採用されるという経験をされ、ご本人にとっても大きな収穫になったとおっしゃっています。また、政府の民営化プロジェクトの入札に関する大きな仕事もされた結果、KPMGの2年目でAssociateに昇進もされました。

この時なさったM&Aアドバイザリーの仕事がオキさんにとってはとてもよかったので、これからの日本での就職活動では、インターンシップや企業訪問などを通して、投資銀行やM&A部門を持つ企業など、金融関係の仕事を探してみたいとおっしゃっています。

オキさんは、マッキンゼーやKPMGでの4年間の仕事の中で、自分のキャリアを向上させるためには、MBAを習得すべきだと思い、そんな中、また日本に行きたいという気持ちも強くなってきていたころだったので、彼は、日本でMBAを取得することを決心されたそうです。

しかし、実際のところ、日本ではアメリカに比べてMBAはまだそんなに広まっていない状況で、日本でいいMBAスクールを見つけるのは正直簡単ではなかったそうです。TOEFLやGMAT(800点満点中770点)の十分なスコアを彼は持っていたので、アメリカの良いビジネススクールに行くこともできたでしょうが、日本に来る気持ちを固めていたオキさんは、日本でMBAスクールを探し続けました。「その際に、もちろん学校の質も落としたくなかったので、一橋ICSを見つけたときは本当にうれしかった」とおっしゃっています。

「私が一橋ICSで気に入っている点は、教授陣の質の高さです。教授陣の多くは、彼ら自身がハーバードなどの有名なビジネススクールを出ていますし、実務経験者でもあるので、授業で実際のビジネスの問題についてディスカッションができ、実践的な考察も示唆してくれます。」と一橋ICSの良さを語ってくれました。

「多くのケーススタディを使い、授業を全員参加型のものにして、お互いから学びあうことができるのも一橋ICSの素晴らしいところだと思います。通常の授業では、90%の時間は生徒がコメントをしていて、教授が説明をするのは10%くらいにすぎません。こういうことを可能にするのは、学生達が様々な業界、国からの多様な経験を持っているからです。私のクラスも、20か国以上の国から集まった50~60人の学生がいます。」とICSの授業の様子も説明してくれました。

また、こうした比較的少人数のクラスのために、9月にあるチームビルディングの合宿や年間のゼミ(先生一人に対して3~4名)や金曜夜の集まりを通して、先生や生徒がお互いによく知りあうことができるという点も、一橋ICSの良さであると、オキさんは話してくれました。

今回BATで素晴らしい結果を残したオキさんですが、彼はさらなる意欲を持って、次のように語っています。「私は私費の2年制プログラムの学生なので、1年目は授業に集中し、2年目には、インターンシップや交換留学、個人の研究を行うことができます。これも一橋ICSの魅力のひとつだと思います。私は日本語に磨きをかけるために、一橋ICSで夜間に日本語で行われている金融戦略コースの授業も取ろうと思っています。」

オキさん、本当におめでとうございます!