一橋ICSの客員研究員であるMiikka J. Lehtonenさんが、"The Playing Finn"を出版しました

2014/11/05

s-The Playing Finn.jpgMiikka J. Lehtonenさんは、2006年8月にトゥルク大学(フィンランド)にて社会科学士(政治科学)、2014年5月にアールト大学ビジネススクール(フィンランド)にて国際経営学博士(経済)を取得、現在は、ICSの博士客員研究員として研究をしています。
今回の本を出版する以前にも、日本について3冊の本を出版されたこともあり、フィンランド、デンマーク、アメリカ、日本と様々な国での職務経験も持っています。
今回出版した"The Playing Finn"ではTalentum社(フィンランド・ヘルシンキ)出版のゲーム開発と音楽配信の成功秘話について語っています(Miikka J. Lehtonen氏、Toni-Matti Karjalainen氏、Jani Niipola氏の3人による共著)。

小さな北欧の国であるフィンランドがいかに競争の激しいアメリカや日本のマーケットで成功してきたかについて、フィンランドのゲームと音楽業界からのケースを用いて示しています。
この本の中では、実例や説得力のあるケーススタディを通して、ビジネスの初期段階から国際的大企業になるに至るまで、エコシステムやビジネスモデル、ネットワーク等を浮き彫りにしています。

この本は、クリエイティブ業界に詳しい複数の研究者やジャーナリスト達が書き上げました。
この中で語られている見識や話は、インタビューや、最新の統計学、測量データ、個人の経験などに基づいて書かれています。
この本は、フィンランドの音楽やゲーム業界に焦点を当てた世界初の本であり、"Sibelius"(シベリウス・ソフトウェアが販売している楽譜作成ソフトウェアのひとつ)や"Angry Birds"(フィンランドのRovio EntertainmentがiPhone向けに開発したモバイルゲーム)を超えるような独特で素晴らしい視点まで示しています。
この本の最も素晴らしいところは、フィンランドのゲームデザインの良さを活用したり、あるいは、音楽を輸出することによって、フィンランド独自のブランドを確立するなどして、たくさんの成功の鍵を明らかにしたことです。フィンランドの成功秘話は、「誰も落ちこぼれない」という精神論によって出来上がっているのです。
この本は、小さな北欧の国の者達が、いかにニッチマーケットを見つけて、競争の厳しいモバイルゲームや音楽の業界でも成功できたのかについて、興味のある人すべてに読んでもらうのにふさわしい本です。