大薗恵美教授によるTerm 2の「Competitiveness & Clusters」の授業では、様々なゲストスピーカーに来校いただきました

2016/02/23

大薗恵美教授の「Competitiveness & Clusters」の授業では、様々なゲストスピーカーに来校いただきました。

1) 1月29日、大薗恵美教授のCompetitiveness and Clusters のコースに、PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia 社Vice President Director、秋山守氏がゲストスピーカーとして来校されました。大薗教授がPT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia 社の役員やマネジャーらにインタビューして作成した「Toyota in Indonesia 2013」のケースに基づき、学生たちは、インドネシアにおける自動車クラスター育成の歴史と仕組み、一企業としてトヨタがそれにどのように貢献してきたのかを議論しました。インドネシアの自動車クラスターの競争力は、近接するタイやマレーシアとも比較されました。学生はさらに、2016年、17年に発効するインド、韓国との二国間協定によって完成車の輸入関税が大幅に引き下げられることが、インドネシアの自動車クラスターにとってどの様な意味があるのかを議論しました。また、二輪車向け部品メーカーに指導を行い、四輪向け納入業者として育成したり、高校を開設して現地の学生が通常の勉強と共に、工場で働くための技能を身に着けることができるようにしたり、といった、既にトヨタが行っていることに加えて、更にどのような取り組みをするべきかを議論しました。
秋山氏は、インドネシアの自動車クラスターの競争力に関して、また、トヨタが、渋滞など、インドネシアの自動車クラスターの直面している問題にどのように対処しているのかについて、事実や個人的な見解を述べ、学生との議論に参加してくださいました。

2) 2月2日、大薗恵美教授のCompetitiveness and Clusters のコースに、経済産業研究所 上席研究員、岩本晃一氏がゲストスピーカーとして来校されました。
岩本氏は、日本の産業政策を歴史を追って説明され、地方経済の問題や、産業クラスター育成の政府による取組などを説明、更に、うまく機能しているクラスターと苦戦しているクラスターの具体的な例を示してくださいました。
岩本氏との質疑応答や議論を通じて、学生は、クラスター形成と発展に必要な要因に関する理解を深めることができました。

3) 2月8日、大薗恵美教授のCompetitiveness and Clusters のコースに、北九州市産業経済局 新成長戦略推進室長 加茂野秀一氏がゲストスピーカーとして来校されました。
加茂野氏は、ロボット、エネルギー、環境、サービス産業クラスター育成の取組を説明し、また、起業家育成・起業支援のプラットフォームとネットワーク形成に関する取り組みについても、お話し下さいました。
加茂野氏との質疑応答と議論を通じて、学生は、地方自治体、大学・研究機関、企業、市民の4つのプレーヤーが、いずれの事例においても活発に取り組み、また、プラットフォーム機関によってつながっていることを理解しました。このような協働は、1960年代に、北九州市が公害問題を解決した時に遡るということです。協働の仕組みを、どうしたら他の地域にも作り出せるか。これは学生への宿題となりました。