教員紹介

ITANO, Kazuhiko
特任教授
板野和彦
ITANO, Kazuhiko

専攻分野

国際石油天然ガス産業の動向(The Global Oil and Gas Industry)
石油天然ガスの探鉱開発事業全般(Oil and Gas Exploration and Production)
石油天然ガス上流ビジネスの経営(Management of Upstream Business)
石油天然ガス上流事業のProject管理(Project Management of Upstream Project)

担当授業

Management of Energy Business

略歴

板野和彦氏は、東京大学経済学部、同経済学研究科を経て、1979年石油公団(Japan National Oil Corporation)入団。日本企業が海外や国内大陸棚で取り組む石油天然ガス開発プロジェクトを資金的、技術的に支援する石油公団および実際に事業を推進する石油開発会社の立場から、30年間以上さまざまの探鉱・開発(E&P)プロジェクトに携わった。そのなかでも大きな経験は、サハリン-1プロジェクトについて、日ソ間の協力事業を発展させたロシアとのPSA(生産物分与契約)の締結やパートナーであるエクソンとの交渉を担当したチームの一員となり、また、その後は、オペレーターとなったエクソンにおいてこのプロジェクトを担当する組織の日本側代表として派遣された(テキサス州ヒューストンにて)ことである。

2005年国際石油開発㈱に移籍し、インドネシアやオーストラリアにおける天然ガス開発、LNGプロジェクトの立上げに加わったほか、経営企画部門において、同社と帝国石油㈱との経営統合プロセスを実行する上で重要な役割を果たした。統合の結果、国際石油開発帝石㈱となった同社は、世界20カ国以上で70以上のプロジェクトを実施する国際的なE&P会社であり、日本最大の石油、天然ガス生産量を誇る。同社において常務執行役員として、経営企画、広報・IR部門の責任者を務め、2010年同社の大規模増資に当たって、海外を含めた投資家や証券会社など関係者との調整にあたった。また、同社では、投資家広報とともにマスメディア、業界紙、関連学会などとの恒常的なコミュニケーションを担当した。このベースには、高校生時代に米国留学した経験や、大学、大学院で学んだ、18,19世紀の英国経済史、経済学史の知識がある。また、石油公団時代に駐在したワシントンDCでの国際的石油会社、米国政府・議会関係者、各国の情勢に精通する学者やコンサルタントたちとの交流を通じて、さらにまたプロジェクトを通じて多数の産油国政府、国営石油会社の方々と幅広い人脈を築いている。

現在、サハリン-1プロジェクトの日本側参加者であるサハリン石油ガス開発㈱常務取締役を務めている。また、2014年10月より東京工業大学非常勤講師(グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント教育院)、2017年9月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科特任教授。