当校について

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専攻長挨拶

OSONO, Emi

 

一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻(一橋ICS)は、異なる文化・多様な学問領域・ビジネスに対する様々な考え方の架け橋となり
「2つの世界の融合(Best of Two Worlds)」を実現していきます。

一橋ICS専攻長として、皆様を心から歓迎いたします。

一橋ICSは、母体である一橋大学の長年のミッションである、「キャプテンズ・オブ・インダストリー(実業界のリーダー)」の育成を目指しています。一橋大学の先達は、その英知と先見性によって、皇居のすぐ近く、ビジネス街の一画に、商法講習所を設立しました。緑豊かな皇居の周囲には、最新の複合ビル、企業の本社、多くの飲食店が集まり、交通機関の利用も便利です。

一橋ICSは、日本初の英語で行うグローバルなMBAプログラムとして2000年に設立されました。一橋大学は1875年、近代的なビジネスマンを育成するための実業教育機関としてスタートしましたが、一橋ICSもまた、優れたビジネス教育や学術研究に対する強いコミットメントを持ち、一橋大学と同様、強いパイオニア精神を発揮しています。

一橋ICSは、英語だけで行われるMBAおよびDBAプログラムの開設によって、日本における独自の地位を短期間に確立しました。それは深い研究、ビジネスリーダーやイノベーターとの強いネットワーク、そして国際的な教授陣と学生に支えられています。現在も独自のカリキュラムを通じ、教授陣はビジネス教育の最前線で教鞭をとっています。

一橋ICSでは、入学時のクラスを意図的に小規模に維持しています。学生と教員の比率は5:1で、学生は教員が指導するゼミに所属し、定期的にグループディスカッションを行う形式をとっています。少人数であるため、学生同士はもちろん、教授陣とも緊密に連携することができます。教室の内外でお互いをよく知ることができるので、一橋ICSでの経験は、時には生涯続くような強いつながりを生み出します。

一橋ICSのプログラムは、「リーダーシップ開発の旅」として設計されています。学生に「21世紀のスキル」を提供するだけではありません。基盤となるMBAコアコースと、一橋ICS独自のコースを通じて、学生は次のことを行っていきます。

(1)自分自身のリーダーシップ哲学と真のリーダーシップ・スタイルを発見する
(2)多様な視点を理解する
(3)現実の複雑さを受け入れ、この予測不能で複雑な世界において社会をより良くするために人々を導くことができる賢いリーダー(wise leader)になるために大きな一歩を踏み出す

一橋ICSでは、あらゆる活動の拠り所を「ミッション、ビジョン、コアバリュー」に置いています。これらが一流の学びを生み出す理由になっています。

是非、一橋ICSのユニークさ「ICS Difference」を感じてください。このホームページから一橋ICSのMBA入学説明会や、オープンキャンパスのイベントに参加申し込みができます。優れたグローバルキャリアを目指す人にとって鍵となるのは、世界を別の視点から見ようとする意欲とパイオニア精神です。

Emi Osono

専攻長・教授
大薗 恵美

ミッション・ビジョン・コアバリュー

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私たちは本学のミッションに真摯に取り組み、ビジョンの実現に向けて具体的な行動を起こし、コアバリューと行動指針を日々実践することで、本学の建学精神を実践しています。

 

ミッション

複雑さを受け入れ、「2つの世界の融合(Best of Two Worlds)」を実現します。そのために一橋ICSは、日本とアジア、そして世界を結び付ける架け橋となります。知識を創造し、マネジメントし、普及する事における国際的な最先端の研究拠点となります。

ビジョン

日本を熟知し、アジアと協働し、世界に大きなインパクトを与えることができるグローバル・ビジネスリーダーを輩出する、世界でも有数のビジネススクールになることを目指します。

コアバリューと行動指針

EXCELLENCE
卓越

私たちは、授業・研究・運営管理などすべての活動において、高水準であるべく努力します。

INTEGRITY
誠実

私たちは、道徳規律を守ることが尊敬と信頼を生み出すと信じています。
IMAGINATION
想像力
私たちは、既成概念にとらわれることなく、自らの想像力を駆使して、新しい革新的なアイデアや問題解決方法を作り出していきます。
INCLUSIVENESS
多様性の受容
私たちは、多様な価値観を認め、他者を排除せず受容するよう常に努めます。
INITIATIVE
行動
私たちは、既存の問題を直視し解決に取り組み、未知の問題に想像力を持って備えます。

一橋ICSの倫理規定(Honor Code)は、このコアバリューと行動指針の実践を支えます。
「海外から学生や教員を受け入れるグローバル志向の教育機関として、一橋ICSはとりわけ多様性を尊重し、すべての人があらゆる活動に十分に取り組める学内環境の整備に努めます。一橋ICSは、性別・人種・民族・宗教・性的指向・身体的特徴による差別と偏見を排除します。」(一橋ICSアカデミック・ポリシーより)

歴史

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Class of 2000

一橋大学:「キャプテン・オブ・インダストリー」の育成。

一橋大学は、1875年、商法講習所として東京都心部に産声を上げました。商法講習所では会計やアメリカ人教師による英会話などの科目を特色としていました。1923年の関東大震災により校舎のほぼ全てが倒壊、学舎は東京郊外の国立に移転しました。現在でも、一橋大学のメイン・キャンパスは国立にあります。

創立者である森有礼は、日本に商業教育を速やかに広めることの必要性を強く感じ、同私塾を設立しました。森はその後、駐清・駐英公使を経て、初代文部大臣となりました。

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商法講習所

国立大学法人である一橋大学は、産業界で活躍する人材を数多く輩出しています。商法講習所の創立に貢献した実業家の渋沢栄一は「日本資本主義の父」として著名であり、また一橋大学卒業生の多くがキャプテン・オブ・インダストリーとして産業界をリードしています。豊田創業家出身以外で初めてトヨタ自動車株式会社社長となり1996~2006年に社長・会長を務めた奥田碩、日本最大のネット通販サイト「楽天」を創業し、会長兼CEOを務める三木谷浩史なども、一橋大学出身のキャプテン・オブ・インダストリーです。

2000年、一橋ICSはそのような想いを受け継ぎ、日本初の英語で全ての授業を行う国立のビジネススクールとして、一橋大学発祥の地、神田一ツ橋に開設されました。

国際認証

国際的な認証機関によって、本学の世界水準の教育と研究が認証されています。

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AACSB国際認証は、ビジネススクールの世界的な認証機関として最も長い歴史を持ち、マネジメント教育の世界最大の教育機関です。AACSB国際認証の取得は、一橋ICSの質の高いマネジメント教育、起業家精神の育成、革新的な戦略、影響力のある研究活動が同機関から評価されたものとなります。

ABEST21

ABEST21(The alliance on business education and scholarship for tomorrow, a 21st century organization)は、2005年に創設された日本に拠点を置く国際認証評価機関です。ビジネススクールのマネジメント教育を相互協力によって推進することを目的としており、グローバルにビジネススクールの認証評価を行っています。

教育課程連携協議会

経営管理研究科国際企業戦略専攻では、専門職大学院設置基準に基づき、産業界等との連携により教育課程を編成し、及び円滑かつ効果的に実施するため、国際企業戦略専攻教育課程連携協議会(アドバイザリー・ボード)を設置しています。

専門職学位課程であるMBAプログラムに関して助言をいただいております。教育課程連携協議会は本専攻の発展のため、年1回程度開催する予定です。

一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教育課程連携協議会 委員

氏名

現職(2025年3月現在)
岩野 和生 氏 一般社団法人 リモート・センシング技術センター 理事
片野坂 真哉 氏 ANAホールディングス株式会社 代表取締役会長
菅 大介 氏 株式会社チェリオコーポレーション 代表取締役社長


※五十音順

教育課程連携協議会議事概要